三本木農高馬術部

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 渋谷TOEIで「三本木農高馬術部」を観る。
特に観るつもりはなかったが、乗馬をやっている手前、見ておいて損はないかな。
という程度でみた。
 東映がこういうマジメ?な映画を作った、ということでも興味があった。
 しかし、ううん。やっぱり日本映画の限界を知る思いで、がっかりした。
 内容はいうことのない感動ものなんだが、演出やカメラが単調で、
せっかくのいい題材をだめにしている。いい絵なんだが、も一つ、いけてない。
物語はいかにも最初から結果を期待して作っているのがありありで、
こうしてこうなるので感動してください。ということまでわかってしまう。
これでは映画を作っている意味がない。明らかに観客を意識しすぎだ。
 たしかにウルルとくるシーンもあるが、作り手ののめり込みがみえてしまって、
拍子抜け。もう少し力をぬいた画面ができなかったものかな。
そうすれば、感動の涙を流せたのになあ。
 主人公の長渕の娘は、素人っぽくっていいが、まったくセンスがない。
運動神経は母親似でいいが、なんでこんなに個性がないのだ?
途中までぜんぜんわからなかったぞ。
ただ、瑞々しさと素人っぽさで、主人公の香苗を演じていたのは好感が持てた。
 なかでは、唯一、柳葉敏郎がいい。
いかにも秋田の田舎の教師というところで、画面に溶け込んでいた。
残念ながら他の出演者はいかにもあつらえましたという雰囲気で、どうにも・・・
 乗馬シーンはちゃんとやっているのはたいしたもので、へんにうまくないところが
もっともらしい。ここは監督の狙いがうまくでている。
それに、乗馬のうまい下手がよくわかり、ここは見てよかった。
 でも、演技は残念ながら馬ほどうまくはないから、調教不足かな。
 今回はタカラコスモスという馬がすばらしい。4頭で代役したというが、これに尽きる。

 

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