「ホテル・ムンバイ」

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「ホテル・ムンバイ」
シャンテで観る。
観ようと思っていたがなかなかタイミングが合わず
近場のシアターでは終わってしまった、
ところがシャンテで上映が始まった、
偉いぞシャンテ。
すごい映画。
10年前に実際にあったインドのムンバイでのテロ。
2001年9・11から起こったイスラム系過激派のテロ。
その前後にも各地で度々おこっていた。
パリやイギリス、バリ島でもエジプト、チュニジアでもおこった。
それがインドでもあった。
当時の事件はニュースで知ったが、こういう状況とは知らない。
ウイキペディアによれば
2008年11月26日夜、
インド最大の都市ムンバイで、
同時多発的に発生した10件のテロが発生。
11月29日朝、陸軍部隊がすべての立てこもり拠点を制圧して終結した。
174人(うち34人は外国人)が死亡、負傷者は239人。
標的となったのは、
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅、
五つ星ホテル(オベロイ・トライデントとタージマハル・ホテル)、
コラバ地区にある旅行者に人気のレストラン(レオポルド・カフェ)、
カマ病院、ユダヤ教正統派のナリーマン・ハウス、メトロ・アドラブ映画館。
ムンバイ警察の本部ではマハーラーシュトラ州対テロ特殊部隊の隊長を含む、
少なくとも3人の警察幹部が銃撃戦によって死亡した。
デカン・ムジャーヒディーンと名乗る組織から、
事件の犯行声明を主張する電子メールが報道機関に送られた。
このメールの発信元はパキスタンだった。
映画は初っ端から無差別銃撃が起こる。
そしてマハラジャホテルでも緊張のテロ事件となる。
カメラはドキュメントタッチで描くから、リアル。
登場人物にはアーミー・ハマーやデブ・パテルがいるが
まったく市井の人になっているからすごい。
この二人が客とホテル従業員を代表するように描く。
イスラム系過激派テロリストはまだあどけなさが残る少年たちで
どこかで訓練を積み、銃の扱いも手馴れ、
アラーの教えで完全洗脳されている。
スマホでの指令に愚直に従う。
彼らにとって指導者は”神”であり、絶対服従になっている。
そのため女子供を問わず銃撃している。
そして外国の金持ちは人質にとるのだが、それもあまり意味のない行動。
ここまで洗脳されているのは驚き。
旧日本軍の特攻にも似るように思える。
この事件で、犠牲者の多くがホテルの従業員だったという。
彼らもまた宿泊客を”神”としている。
ゲストをお迎えする以上、大事なもてなしを旨としている。
そのため、帰ってもいいという料理長の言葉に対しても
残って客の避難を手伝うという従業員が大勢いた。
フロントの女性たちも通報しようとして犠牲になっている。
この映画は、過激派の恐ろしさを描くのだが
目立つのはホテル従業員の献身的な働き。
こいうホテルなら滞在したいと思わせる。
実際21ヶ月後に再開したというから嬉しいではないか。



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あらすじネタバレ





















2008年11月
インドの都市ムンバイ。
川から十数人の怪しげな男たちがボートで上陸する。
男たちは大きなリュックを背負ったイスラム系のようだ。
彼らはタクシーでそれぞれの場所まで行く。
駅やマーケットなど多くの人が集まる場所が目的地。
そこで乱射事件が発生する。
そしてムンバイの有名ホテル、ホテル・タージマハルにもやってきた。
 アルジュンはそのホテルの従業員で、子供を送ってから仕事に向かう。
しかしカバンから靴が落ちる。
ホテルはVIPを迎えるためあわただしい。
ホテルの料理長は従業員の服装をチェックし、
「お客様は神様」と教える。
そこに遅れてきたアルジュンはサンダルのため、帰れと言われる。
料理長の小さな靴を借りて、なんとか仕事に就く。
テレビでは駅のテロのニュースが流れていた。
ホテルはいつものように客の接待で忙しい。
アメリカ人のデヴィッドとイラン人妻のザーラ、
子守役のサリーが赤ん坊を抱いてチェックイン。
さらにロシア人らしいワシリーという男も入ってきた。
レストランではコールガールのメニューを見ている。
 町のカフェで観光客のカップルが食事をしていると
爆弾が炸裂してテロリストが銃を乱射しはじめる。
命からがら、他の避難者とともにタージマハルホテルに飛び込む。
しかしホテルにはすでにテロリストがいた
無差別銃撃が始まり、多くの人が犠牲になる。
レストランの客もパニック、食事中のデヴィッドはサリーに電話するが
シャワーを浴びていてでない。
各部屋をテロリストたちが開けて銃撃している。
サリーの部屋にも血だらけの老女が入ってきた。
続けてテロリストが押し入り、老女を殺害。
サリーはとっさに赤ん坊を抱いてクローゼットに避難しており、
なんとか難を逃れる。
デヴィッドは赤ん坊が心配で、妻を残して一人サリーの部屋に行く。
しかしエレバーターで彼らに見つかるが、うまく逃げサリーと会う。
 インド政府はデリーのインド軍特殊部隊を派遣するが時間がかかるという。
数人の地元警察官がホテルに入るが、2人を残し犠牲になる。
料理長はレストランの客ラウンジに移動させることにし
アルジュンが秘密の階段から数十人の客をうまくラウンジへ誘導する。
そこでザーラがイラン系のため、老女からテロリストの仲間ではと疑われる。
料理長はアルジュンにもヒゲとターバンが皆を刺激するから隠れろという。
アルジュンは怯える老女に向かい、これは民族の誇りだと説得する。
デヴィッドは、妻から「ラウンジにいる」メールを受け
サリーとラウンジに向かう。
しかしテロリストに遭遇。
デヴィッドはサリーと赤ん坊を荷物室に隠すが、自分は捕まる。
アルジュンは階段で2人の警官と会い、ホテルの監視カメラ室に案内する。
テロリストの一人がラウンジに入ろうとするが、
カメラ室から様子を見ていたアルジュンは料理長に
「ドアを開けるな」と電話する。
テロリストは銃を乱射しドアを開けようとする。
そこに駆けつけた警官と銃撃戦になり、ひとり足を撃たれ負傷する。
ザーラは心配になり外に出ようとする。
料理長は反対するが、数人が出ていく。
しかしテロリストに見つかりザーラとワシリーが捕まる。
彼らは欧米の金持ちを人質にしていたため、一室に集められていた。
そこにはデヴィッドもいたが、他人のフリをしろという。
テログループの指導者はパキスタンから指示を送り、
ホテルに火をつけることを命令する。
アルジュンはカメラ室から出て、
サリーと数人の隠れていた客を救ってラウンジに戻る。
だが、料理長は危険を感じ、客と従業員をラウンジから
外に脱出させることにした。
ラウンジにいた一人の男が、テレビ局のレポーターに情報を流していた。
テレビでそれを知ったテロリストはラウンジを襲撃する。
逃げる客たちは銃撃の雨を避けながら脱出する。
 人質のいる部屋では命令で、人質に用はなくなったから殺せと指令が来る。
縛られた人たちは殺され、デヴィッドもザーラの前で殺される。
ワシリーは噛み付いて抵抗するが撃たれる。
残りはザーラ、彼女はコーランを唱え始める。
同胞の女性を殺すわけには行かず、テロリストは部屋から出て行く。
無事にホテルの外に出た客、アルジュンと料理長は抱き合う。
ザーラも救出され、サリーと赤ちゃんと出会うことができた。
そこにインド軍が到着し、テロリストたちと銃撃戦が始まる。
テロリストに投げ込んだ爆弾が破裂し、全滅する。
アルジュンは家族の待つ家に帰る。
テロップによると
テロリストは10人で9人殺害された。
パキスタンのリーダーはいまだに捕まらない。
31人がホテルで殺害されたが、その多くが従業員だった。
ホテルは2年後に再びオープンした。


監督:アンソニー・マラス
 
デヴィッド(アーミー・ハマー)
アルジュン(デヴ・パテル)
ザーラ(ナザニン・ボニアディ)
料理長オベロイ(アヌパム・カー)
ワシリー(ジェイソン・アイザックス)、
サリー(ティルダ・コブハム・ハーヴェイ)

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