「マーメイド・イン・パリ」  2020年フランス

マーメイド0インパリ.jpg

「マーメイド・イン・パリ」 
初日に観る。
映画館は緊急事態宣言下のため、
最終時間が20時できっちり終わるようになっている。
邦画しかやってないのでどうでもいいのだが
ようやく鑑賞に堪える映画がきたので楽しみにしていた。
おフランス映画らしい可愛い作品。
オトナのおとぎ話という感じ。
ストップアニメーションも素敵だ。
人魚をテーマにした実写作品は「スプラッシュ」や
「人魚姫」「パイレーツオブカリビアン」などあるが
おフランス作品ではあまりないと思う。
たしかに人魚はヨーロッパのイメージ。
ライン川ローレライやコペンハーゲンでは有名。
ギリシア神話でも人魚は出てくる。
でも、ギリシア神話の人魚は悪魔。
それはセーレンといい、歌声で船を座礁させる。
ここからサイレンという言葉ができた。
この作品の原題も「Une sirene a Paris」で、セーレンとある。
フランス語ではシレーヌという。
でもセーレンではよくわからないからマーメイドとなっている。
マーメイドとセーレンは尾の形が違うらしいが
まあ、キハダと本マグロの違いくらいとしておこう。
 映画ではセーレンらしく、男を魅了し水死させる。
しかしこの事件は全く表に出ないのは不思議。
全体に絵本っぽいからか、凄惨なことは省かれてるのが気になる。
ここがもっと絡んでくるとスリルが出たかもしれない。
人魚になるマリリン・リマがかわいい。
人魚なのでかわいいおっぱい丸出しというのも自然。
人魚の涙が真珠というのもかわいい。
水中のシーンは「シェイプオブウオーター」のようで魅力的。
絵本から始まるあたりも雰囲気がいい。
カラフルで「アメリ」のような雰囲気がある。








マーメイド.jpg

あらすじネタバレ





















ストップアニメーションから物語が始まる。
絵本が開き、ローラースケートを履いた男が走り
海の中に入っていく。
記録的な雨による大増水で、水浸しになったパリの街
セーヌ川沿いをローラースケートを履いた男が滑走していく。
名はガスパール。
セーヌ川に浮かぶ船上バー「フラワーバーガー」の
オーナー、カミーユの息子。
ガスパールの亡き祖母が開いた「フラワーバーガー」では
合言葉を伝えると、秘密の地下に案内され、
さまざまなパフォーマンスを楽しむことができる。
ガスパールはそこで、ウクレレを持って歌うパフォーマー
「サプライザー」として働いている。
「フラワーバーガー」は、彼の祖母が1940年代に
レジスタンスをかくまうために始めた場所だという。
しかし、現在フラワーバーガーは経営危機に
なっており買収話がきていた。
そんなフラワーバーガーを出てくる客が不思議な歌声を耳にする。
その客は歌に引き込まれるように川に沈んでいく。
ある夜、ガスパールはセーヌ川で傷を負った人魚を見つける。
タクシーには断られ、トゥクトゥクに乗って病院に急ぐ。
病院では保険証がないと診られないと受付係に突っぱねられる。
外でタバコを吸っていた医師が、その人魚に気づく。
医師はその場に倒れる。
妻でもある女医ミレナが蘇生を試みるが亡くなってしまう。
その騒ぎと入れ替わるように、ガスパールは運転手の
いなくなったティクテイクでアパートに急ぐ。
人魚を自分のアパートに連れ帰りバスタブに横たえる。
人魚はルラと名乗り、ガスパールは献身的に傷の手当てをする。
ルラは、歌うことで人間から身を守ってきたらしい。
ルラは美しい歌声で出会う男を虜にし、
心臓を破裂させ命を奪っていたのだった。
ところがガスパールには効かない。
じつはガスパールは失恋から女性を
愛せな気持ちになっていたのだった。
ルラは陸に上がって2日目の朝日が昇る前に
海に帰らねば死んでしまうという。
ガスパールは明日、傷が癒えたら海に帰すという約束をする。
 病院ではミレナが、夫の死の原因を探っていた。
駐車場に落ちていた青い血とウロコから人魚を疑う。
夫の復習をするため、人魚を探し始める。
 女の存在に気づいた隣人のロッシは
ガスパールが留守の間に忍び込み、ルラと会う。
なぜか気心が知れた二人は楽しく会話をしていた。
ロッシが忘れたタバコにむせたルラはボヤ騒ぎを起こす。
そこに戻ったガスパールは大事な人形が焼けたのを悔やむが
ルラの姿がない。
彼女はロッシのバスタブにいた。
最後の夜なので、ルラをフラワーバーガーに誘う。
そこでルラが過去を話す。
母と過ごしていたとき、母は漁師に捕まり殺されてしまう。
その怒りを胸に男たちを40人以上殺してきたという。
お互いに惹かれあって二人は恋人のように踊る。
その足で、夜の水族館に入り流らを泳がせる。
ガスパールも一緒に泳ぐが、急に心臓が苦しくなる。
恋心によって心臓へのダメージが出てき始めたのだった。
セーヌ川に行くが、別れたくない二人は部屋に戻る。
そこではガスパールがサプライザーとして楽しませる。
しかしガスパールが倒れる。
病院ではミレナがルラの血液を採って調べようとしていた。
そこにロッシが看護師の格好をして忍び込み
ガスパールとともに弱っていたルラをバスタブに入れて運び出す。
ロッシはフラワーバーガーに行ったといい、ミレナは車で追う。
ところが助手からバスタブを引いた
トゥクトゥクが国道を走っていると連絡が入る。
バスタブのルラは死にかけていた。
急いで海に抱えて入るガスパール。
ルラは元気になって海に泳ぎ始めるが
ガスパールは心臓をおさえて倒れる。
そこに追いついたミレナ、
夫の面影をガスパールに見て心臓マサージをする。
生き返ったガスパール。
 ガスパールのもとに、病院から金の真珠の入った瓶が届く。
それはルラが流した涙だった。
その金で、ガスパールはフラワーバーガーを父から買い取る。
そしてセーヌ川から海へと向かう。
絵本のストップアニメーションになり
船のそばに人魚が近づいてくる。






監督:マチアス・マルジウ

ニコラ・デュヴォシェル(ガスパール)
マリリン・リマ(ルラ)
ロッシ・デ・パルマ(ロッシ)
ロマーヌ・ボーランジェ(ミレナ)
チェッキー・カリヨ(カミーユ)
アレクシス・ミシャリス(ビクター)
クレマンス・ポエジー(受付)

"「マーメイド・イン・パリ」  2020年フランス" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント