トロン:レガシー

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「トロン:レガシー」を観る。
このCG技術の進化に驚いた。
ただ、目が疲れる。
 始まる前に、「この映画は2Dの部分もあり」と断りが出る。
なんだ?たしかに前半の現実場面は2Dっぽい。
でも最近のなんちゃって3Dといわれてもわからない。
字幕がやや飛び出しているだけ。「タイタンの戦い」のようだ。
 そう思っていたら、コンピュータのデジタル世界から本格的3Dになった。
そうか、こういう構成もありだな。
なるほど、このトロンシティの映像はまさに3Dが活きる。
巨大なアーチ型飛行体レコグナイザーの出現は感動的だ。
その後は光の洪水。目が痛くなる。
ライトサイクルなど、ほれぼれするような立体感。
ただ、目が慣れてくると、あまり3Dに感じなくなってくる。
舞台がモノトーンっぽい世界なので、そう見えるのかもしれない。
しかし、サイクルやプレーンの光跡は美しい。
 「トロン」は、なんと27年前につくられたもので、
当時、驚きの映像に圧倒された。
なにせPCやCGなどまだ身近にはなく、いかにも未来先取りという映像だった。
しかし、あまりに先進的すぎたようで、興行的にはコケたらしい。
でも、マニアの中では強烈な印象に残っているという。
特にシド・ミードが手掛けたマシンや飛行体のデザインは目に浮かぶほど。
その世界が現実化し、我々もデジタル世界にどっぷりつかっている。
たった20年余りで、この進化、そして3Dも当たり前になっている。
 この映画こそ3Dにピタリの題材、ということで、
ディズニーが総力を挙げて続編をつくった。
もう先の内容など忘れているが、
主演のケヴィン役のジェフ・ブリッジスは印象深い。
その彼が、再度登場。
当時30代、いまは60代。このギャップをどうするか。
予告編でも若いJブリッジスが登場していたが、出まくりだ。
これってどういうこと?
なんとCGだそうだ。
3Dスキャンイメージで細かい筋肉の動きまで拾い、デジタル化。
当然、本人が演技しているから、本人。それがこうして30歳も若返るのだ。
あの「ベンジャミンバトン」でも若いブラピに驚いたが、この映像は驚異的。
今回は60代の本人と戦うことまでやっている。こういう共演ってありだな。
これからはこういうのもありとなると、またまた映画の可能性が見える。凄い。
この映像だけでも観る価値があるってもの。
おかげで息子のサム(ギャレット・ヘドランド)の活躍もかすんでしまった。
 全体に「トロン」のイメージを保ちつつ、新しいデザインの
世界に進化させた「トロン:レガシー」はまったく新しい体験ができる。
こういう映像にはわくわくさせられる。
 内容は単純だが、デジタル世界の中から人類世界を支配しようとする軍団が
現れる、というのは、ウイルスに代表される、新しいデジタル脅威の象徴だ。
こういうことが、今は誰もがなんとなくわかる世界になっているのだ。
こんなこと、昔では想像さえできなかったものだけに、
30年近くも前に、このアイデアを生み出した
スティーヴン・リズバーガーという制作者はすごい。

 

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