「テスラ」    2020年アメリカ

テス0ラ.jpg

「テスラ」
不思議な作品だった。
昨年「エジソンズゲーム」というのがあり
その続きのようなものを思っていたが、違った。
この作品のサブも「エジソンが恐れた天才」とあるように
テスラの名前は知る人は知ってるけどエジソンほどメジャーではない。
エジソンは電球、電気のほか蓄音機や映画など幅広い発明をしており
天才発明家というイメージ。
しかしエジソンより優れていたのはニコラ・テスラだった。
交流発電を発明し現代の電気システム、電波システムを構築した人物で
ラジオの発明者とも言われている。
磁力の単位にもなっている。
エジソンの個別的な発明じゃなく、世界規模の通信を考えたていた
スケールの大きな大天才である。
そのテスラについての映画。
さぞかしスケールのある画面を想像していた。
ところが、なんと舞台劇のような演出。
さらにはパソコンやプロジェクター、スマホ、火星まで出て
80年代の歌まで披露するムチャぶり。
?と思うのだが、テスラの考えが100年後の未来を構築していたと思うと
テスラの時代にスマホやパソコンがあっても違和感がなくなる。
リアルなのか前衛的なのかコメディなのかわからない。
金がかかってない。
まるで「漫画誕生」のように絵や舞台で処理してる。
バックスクリーンで処理してるから、まさにお芝居のよう。
さすがに電波実験棟はそれらしく作ってあるが
草原はスクリーンだった。
このスケールのなさは映画的ではないからがっかり。
でもテスラの気持ちになってのイメージとしての
映像と思えばこれもあり。
イーサン・ホークが渋い。
実際のテスラによく似ている。
エジソン役は懐かしい「ツインピークス」のカイル・マクラクラン、
これもエジソンの雰囲気によく合ってる。
「エジソンずゲーム」は電流戦争をよくわかるように撮っていたが
こんどはテスラに焦点をあてたため、ややわかりにくい。
映画的には盛り上がりがないのが残念。






テスラ.jpg


あらすじネタバレ





















J.P.モルガンの娘アン・モルガンのナレーションから始まる。
クロアチアでの少年時代、
ニコラ・テスラは雷を見て電気のことを閃いたいう。
1884年、
移民としてニューヨークへやってきたニコラ・テスラは、
憧れの存在であるトーマス・エジソンの研究所に雇われる。
だが、エジソンは移民であるテスラを見下していた。
当時は電力産業の黎明期で、エジソンは直流送電を
中心としたシステムを普及させようとしていた。
しかし、エジソンの直流式に対しテスラは交流式を提案し
対立したことでテスラは研究所を去る。
テスラは交流送電方式を実現するため、
誘導モーターの制作に取り組む。
テスラの誘導モーター開発はうまくいき、
電力事業発展の事業の実現の可能性が見えてくる。
そんな時、テスラはJ.P.モルガンの娘であるアン・モルガンと出会う。
テスラの誘導モーターは実業家ウェスティングハウスの目にとまる。
1888年、
テスラはウェスティングハウスと手を組み、
ピッツバーグへ招かれ、彼の電力事業に関わり始める。
一方でエジソンは直流送電のプロジェクトを推し進めていた。
ある日、テスラはアンに再会する。
テスラの友人シゲディ・エボンによれば、
アンの父は実業家のJ・P・モルガンだから
テスラの事業に資金援助をするかもしれない、と話す。
1890年、
世界で初めて電気椅子による殺人者ケムラーの死刑執行が行われる。
これはエジソンが秘密裏に作った交流による執行だったが
残酷な結果になり、新聞でテスラも知ることになる。
1893年
シカゴ万国博覧会場、そこでエジソンとテスラが出会う。
画面では会話をしているが、実際は会話はなかった。
テスラの交流送電技術は大きな注目を浴びる。
交流電流の優位性が証明され、
電流方式をめぐる戦いにテスラの勝利が決定的になる。
 テスラは交流送電によるさらなる事業拡大を考える
ウェスティングハウスはビジネスの契約を結ぶことを提案。
2人はビジネスパートナーとして電力事業を拡大、
そしてウェスティングハウスはナイアガラの滝での電力事業を行う。
その頃、国際的スターでフランスの舞台女優
サラ・ベルナールがアメリカを訪れる。
またサラはエジソンに会い、彼の蓄音機の前で語る。
ある夜、彼女のパーティーにテスラが現れる。
テスラはサラに興味を持ち、デートをする。
テスラは事業の夢を語り、コロラド州で
テスラコイルと呼ばれる共振変圧器の実験を開始すると話す。
1899年、
テスラはコロラド州でテスラコイルの実験を開始。
しかし、実験中に火災が発生し一帯を停電させ地元の住民を怒らせてしまう。
テスラはJ・P・モルガンのオフィスを訪れ、
自らの科学実験と事業への出資を求め、10万ドルの小切手を受け取る。
テスラはアンに宇宙人とコンタクトできるテクノロジーについて話すが
非現実的だといわれ、マルコーニの大陸間の無線電信のような
現実的なテクノロジーを勧める。
テスラは NY郊外に57mの無線送信塔ウオーデンクリフタワーを建築し
雷のエネルギーを貯めて実験をしていた。
それは世界規模の無線通信システムで巨大な送電塔で
世界中にエネルギーを送る壮大な実験だった。
しかしマルコーニの無線技術が成功して資金を絶たれる。
結局、モルガンの10万ドルプラス5万ドルは成果を得られなかった。
テスラは失意と共に去り、ティアーズフォーフィアーズの
“Everybody Wants to Rule the World”.(みんなが世界を支配したい)を歌う。
 アンは結婚し、フランスで子供達のための慈善事業を始めた。
テスラはエジソン、J・P・モルガン、ウェスティングハウスよりも長生きし、
1943年7月に86歳独身のまま死去。
彼の葬儀には二千人を超える人が参列したという。


監督:マイケル・アルメレイダ

イーサン・ホーク(ニコラ・テスラ)
カイル・マクラクラン(トーマス・エジソン)
イヴ・ヒューソン(アン・モルガン)
ジム・ガフィガン(ジョージ・ウエスティングハウス)
エボン・モス=バクラック(シゲティ)
ハンナ・グロス(ミーナ・エジソン)
ジョシュ・ハミルトン(ロバート・アンダーウッド)
ピーター・グリーン(ニコルズ)
ジェームズ・アーバニアク(アンソニー)
レベッカ・デイアン(サラ)
ドニー・ケシュウォーズ(J・P・モルガン)
ルーシー・ウォルターズ(キャサリン・ジョンソン)
ブレイク・デロング(ウイイアム・ケムラー)








ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント