「アウトポスト」   2020年アメリカ

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「アウトポスト」
これはすごい。
久しぶりの本格的リアル戦争映画。
アフガンの戦いを忠実に描いている。
アメリカ万歳の内容だが、
こういう厳しい戦い最前線にいる兵士達に感動する。
9・11全米テロ以来、アメリカ軍は”不朽の自由作戦”
という名でアフガンに駐留し始めた。
しかし、2005年にタリバン勢力が各地で蜂起し、
アメリカ軍やNATO軍に抵抗し始める。
アメリカ軍は和平のためとして駐留しているが
地元民からすれば侵略者してると映る。
過激派タリバンは当然敵として襲ってくる。
アフガンにはアメリカ軍の給油基地として
各地にいくつもの前哨基地があった、
そらはアウトポストと呼ばれる。
中でもキーティング基地は山岳地帯の重要なルートにあった。
しかし三方を山に囲まれた不利なところだった。
敵からは丸見えで、基地からは敵が見えない。
そんなところで敵の総攻撃が起こる。
 クリントン・ロメシャ軍曹(スコット・イーストウッド)らの隊が
到着するが、夜シーンなので顔がわからない。
その後も夜のシーンが多いから誰が誰だかわからないし
ヘルメット越しでなので余計にわからない。
カメラはハンディを多用してるから周りが見えない。
それが、いつ敵が襲ってくるかの緊張感を生む。
そんな中でのたわいもない日常が続くが
後半にとんでもない戦闘になる。
とにかくリアル。
弾が飛び交うので、思わず身を低くしてしまうほど。
兵士の動きにカメラが動くから、
まさに自分がそこにいる感じになる。
ただタリバンは遠きにいるし、アップはないので
一方的な撮り方になっている。
スコット・イーストウッドが親父さんに似てきた。
「スーサイドスクワット」や「F&Fアイスブレイク」で目立ちだし
「スクランブル」でいい役をやって主役に似合う俳優になっている。
カーター特技兵のケイレブ・ランドリー・ジョーンズは
どこかで見た人だと思ったら「スリービルボード」の看板男だった。
地味ながら存在感がある。
オーランド・ブルームも司令官で出ているが意外な扱いに驚いた。
メルギブソンの息子マイロ・ギブソンもでてるがこれも意外な扱い。
ストーリーはないが、リアルな今の戦争を体感できる濃い内容になっている。
クリントンロメシャ軍曹は2017年に発行した
「レッドプラトーン」という自著で、この戦いを回想している。

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あらすじネタバレ


















2009年アフガン・ガムデシュ
キーティング基地はアフガニスタンにおける米軍の前哨基地(アウトポスト)。
ここにクリントン・ロメシャ2等軍曹らアメリカ軍の兵士たちが
新月の夜に到着する。
翌朝、ロメシャ達は基地の周囲をチェック、
すると基地は3つの険しい山に囲まれた場所に存在し、
包囲するタリバン側からは丸見えだが、
基地側からは敵の動きがわからない。
50人余りの兵士で、タリバン兵士に襲撃されたらどう防ぐのか。
やがて、タリバンによる小攻撃が起こる。
アメリカ軍はロケット砲で撃退するが
カーター特技兵は戦闘中に味方の兵士と口論したとして、
上官から注意され、二等兵に格下げされる。
その夜、キーティング司令官は地元民も攻撃に参加するため、
地元民との関係を改善する必要があると兵士達にいう。
会議でキーティングは長老達に、アメリカ軍は侵略軍でない、
協力すれば金を与えると説明。
地元民はアメリカ軍の言葉を信用し武器を放棄する。
安心したアメリカ兵達は基地内でリラックスしていると
また、タリバンによる銃撃が始まる。
翌日、司令部からの連絡があり、トラックで資材を運ぶことになる。
キーティングは自ら運転し司令部に向かう。
しかし道は細く崖を通るため危険だった。
夜の道でキーティングのトラックは崖から落ち、死亡する。
 新しい司令官のイエスカス大尉が赴任する。
数日後、カーク3等軍曹が不審な地元民を見つける。
どうやら基地の様子を撮って送っているようだった。
イエスカスは地元民と不審な若者の件で話し合いの場を持つ。
イエスカスは彼が無実なら釈放するとするが
地元民はキーティングが約束した協力の報酬を要求する。
イエスカスはその件は保留にすると言い放つ。
緊張が高まる中、アフガン人通訳から
タリバンが大規模な攻撃を計画しているという情報が入る。
しかし、兵士たちはその情報を信用しない。
イエスカス達は基地周辺のパトロールに向かう、
総攻撃されると基地は丸裸だと危惧する。
小規模な攻撃は基地の様子を探っていると思う。
川にさしかかり、イエスカスと若い兵士は吊り橋を渡っていると、
爆破されイエスカスは死亡する。
ショックで若い兵士は精神に異常をきたし、帰還させられる。
そこに黒人の新司令官ブロワードがやってくる。
ロメシャたちは橋の近くでアフガン人の身分証明書を見つけたとして、
その男を容疑者として捕まえることを提案する
しかし、ブロワードは地元民に緊張感を持たせるのは危険と拒否する。
ブロワードはほとんど部屋にこもりっきりで
小便はペットボトルにして運び出させるしまつ。
兵士達は臆病者だと噂し始める。
雨の夜、タリバンの攻撃がある。
翌朝、ブロワードは前夜の攻撃で村の女性が死んだと言われる。
しかし死後数日経っている姿だった。
ブロワードは補償を約束をする。
米軍の軍用犬が村人を噛みつくと村人達は犬に噛まれるのは
アフガニスタンの文化では侮辱だと怒る。
ブロワードは犬を殺害する。
さらに、ブロワードは基地を10月6日で閉鎖するといい、
基地を去っていく。
10月3日早朝、
通訳が村人がいないからタリバンが襲ってくると叫ぶ。
兵士はいつもの攻撃かと思い相手にしない。
そこへ大爆発が起こり、遠方からタリバンの大部隊が現れる。
ロメシャら兵士達も攻撃で起こされる。
400人規模の総攻撃だった。
ロメシャは部下に指示を出すが、容赦ない攻撃に動けない。
カーターは弾薬を取りに倉庫へ行き銃弾の中弾薬を運ぶ。
カークも撃たれ重傷を負う、救急班に運びこまれるが死亡する。
ロメシャは負傷しながらもタリバン兵に反撃して銃撃、
四方からタリバンが攻め込んでくる。
ついに基地の中にも入ってきた。
司令部に救援を要請するが天候が悪く、
援軍が到着するのに時間がかかると伝えられ
空爆も数時間がかかるという。
カーターは重車両に逃げ込むが身動きできない。
ロメシャはタリバンを門で待ち伏せして攻撃することを提案、
カーターは負傷した同僚を救うために、
車両から降りてその兵士を救いに行く。
ロメシャ達は門の近くに到着し侵入してくるタリバンを攻撃。
スコープには大量のタリバンが向かってくるのが映る。
狙いを込めて銃撃すると、大爆発する。
それは救援のヘリ攻撃だった。
つぎに空爆も始まり、タリバンが撤退する。
救援部隊は逃げるタリバン兵に空爆を要請。
戦闘は終結。
兵士達は基地内にまだタリバンが隠れていないか探すと
通訳がトイレに隠れていた。
その夜、兵士達は互いに讃え死傷者数を確認する。
戦死者8人、負傷者27人、
救護ヘリコプターが到着し負傷兵を運びだす。
数日後、兵士達はヘリで基地を飛び立つと、基地は爆破された。
彼らは勲章を受け、ロメシャとカーターは、
共にアメリカ軍の最高位の勲章である名誉勲章を受けた。



監督:ロッド・ルーリー

スコット・イーストウッド (クリントン・ロメシャ軍曹)
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ (タイ・カーター)
オーランド・ブルーム (キーティング司令官)
マイロ・ギブソン (イエスカス司令官)
ジャック・ケシー (ジョシュ・カーク)
ウィル・アッテンボロー (エド・フォークナー)
テイラー・ジョン・スミス -(アンドリュー・バンダーマン)
コリー・ハードリクト (ヴァーノン・マーティン)
セリーナ・シンデン ( ケイティ・コップ)
トレイ・タッカー (ストーニー・ポーティス)
ジェームズ・ジャガー ( クリス・ジョーンズ)
アルフィー・スチュワート (ゾリアス・ヤンガー)
クワメ・パターソン(ブロワード司令官)

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