「ランボー ラスト・ブラッド」

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「ランボー ラスト・ブラッド」
これはすごい。
ランボーシリーズ5作目にしてこう来たか。
ジョン・ランボーは1966年、18歳で米陸軍に入隊。
3年後の1969年にはグリーンベレーの一員となった。
ベトナムの最前線で戦い、捕虜収容所で過酷な拷問に耐えている。
ようやく帰り着いた祖国はランボーに冷淡で、
それどころか戦争狂の狂人として見られる。
それがシリーズ第1作『ランボー』(1981年)
そしてベトナムに舞い戻る1985年『怒りの脱出』
アフガンに殴り込む1988年『怒りのアフガン』
その後、20年経って2008年、
タイで隠匿生活をしていたランボーは
ミャンマーの戦場にいくことになった『最後の戦場』。
還暦を超えたランボーは暴力でしか生きる道はないと思える。
戦い後、女教師サラの言葉の「故郷に帰らないの?」に思いを馳せ
何十年ぶりかに故郷アリゾナ州ボウイーに戻るシーンで終わった。
これで大団円を迎えたと思っていた。
ところが、まだ続編があった。
こういう最後の戦いにしたのはさすが。
スタローンが脚本も担当してるから、思い入れが強い。
いままで描かなかった残酷度を増しているのも見逃せない。
本当のランボーを観た気がする。
いままでは仲間や国を思っての戦いだったが
今度は”家族”。
ここがいままでの「ランボー」とは違う。
怒りの沸点次元が違う。
愛する者への復讐がこんな残酷な戦いになっていくのか。
だれでも愛する者を奪われたら、復讐したくなる。
それはさらなる戦いの連鎖になるのだが、
慈悲の通用しない相手には容赦はできない。
復讐で心が晴れるとは思わないが、
黙っているのはそれ以上に晴れない。
裁判では晴れることはない。
目には目、歯には歯は当然だ。
非情には非情で挑むしかない。
しかし、今度のランボーは残酷。
前作の「最後の戦場」でも激しい銃撃戦闘シーンが満載だったが
今度はさらにすごい。
生きながら心臓をえぐり出すなんて、ホラー映画でも観たことない。
これがランボーの戦い方だったのかと、恐ろしさを感じた。 
ただ、ストーリーがややイージーなので
その怒りがやや不足を感じる。
たしかに”愛娘”を失ったことで、組織との戦いに発展するのは強引。
さらに、女ジャーナリストとの絡みもあっさりで、もったいない。
さらには組織への潜入もあっさりしてるし、救出も簡単。
時間を100分ではなく120分くらいに伸ばして、
危ういシーンを入れるなど、もっとタメを作って欲しかった。
第1作が「ファーストブラッド」だったのに対し
今回は「ラストブラッド」というのがいい。
これで本当にランボーは終わるのか。
最後は「シエーン」のようだ。
ランボーは死ぬのか、はたまたどこかで戦い続けるのか。
最後の言葉も、戦いは続くといってるようにも聞こえた。
 


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あらすじネタバレ




























ミャンマー最後の戦場から11年、
故郷アリゾナ州ボウイーに戻ったジョン・ランボーは
亡き父の牧場で、旧友マリア・ベルトランと
その孫娘ガブリエルと共に穏やかに暮らしていた。
ある嵐の夜、ランボーはボランティアで
遭難した家族を探しに行き、娘一人だけ救い出す。
ランボーは未だにベトナム戦争時代で
仲間を救えなかったことがPDSとなり悩んでいる。
家族を救えなかったことでその思いがフラッシュバックする。
マリアは「一人でも救えたじゃない、
もう戦争は終わったのよ」と励ます。
ランボーは娘のように可愛がるガブリエルが
将来優秀な馬のトレーナーになる素質があると
見込んでいた。
しかし、彼女は大学に行こうと思っていた。
ランボーはなぜか地下トンネルを掘って、
そこで暮らしている。
ある日、ガブリエルはいなくなった父のことを話す。
メキシコにいる友人のギゼルが
父親のマヌエルを見つけたと連絡が来たのだ。
ランボーにメキシコに行きたいと相談するが
祖母もあんな男は父親ではないと言い捨てる。
ランボーも危険な場所には行かない方がいいと説得する
しかし、どうしても父がなぜ自分と亡き母を捨てたのか
直接聞きたいと、こっそりメキシコに向かう。
ギゼルの案内で父の住むアパートに行くが
愛人と同棲していた父は
「お前や母との時間は無駄だった」と冷たく追い返す。
深く傷ついたガブリエルはギゼルの誘いでクラブに行く。
そこで、エル・フラッコに睡眠薬を飲まされる。
 マリアからガブリエルがメキシコに行ったことを
知らされたランボーは彼女を連れ戻すと、メキシコに向かう。
その頃、ガブリエルは凶悪なヒューゴと弟ビクトルの
マルティネス兄弟率いる人身売買組織に監禁されていた。
 メキシコに着いたランボーはマヌエルに
ガブリエルの居場所を問うが知らないという。
「10年前に首を追っておくべきだった」
ギゼルの元を訪れたランボーは
彼女が組織にガブリエルを売ったことを聞き出し、
ギゼルにクラブにいるエル・フラッコを拷問し
ガブリエルの居場所を吐かせる。
それを見ていた女がランボーのトラックを尾行する。
ランボーは組織のアジトに向かうが
組織の者たちに取り囲まれ、こっぴどく痛めつけられる。
そのときガブリエルの写真とIDカードから
目的と名前や住所を知られる。
重傷を負ったランボーは尾行していた女に助けられ、
彼女の自宅に匿われて治療を受ける。
一方、ガブリエルは“新商品”として、
ビクトルの専用売春婦になっていた。
 ランボーは意識を取り戻す。
しかし4日も昏睡していたことから、手遅れになったと悔やむ。
女はカルメンといい、ジャーナリストで
かねてから売春斡旋と麻薬密売を手掛ける
エル・フラッコの動向を追っていた。
実はカルメンは妹をマルティネス兄弟に誘拐され
麻薬漬けで殺されたていたのだ。
ランボーはカルメンからガブリエルが
売り飛ばされた売春宿の場所を聞き出す。
客を装い潜入したランボーは組織の者や顧客たちを
殴り殺してガブリエルを助け出す。
しかしガブリエルは大量の麻薬を打ち込まれていたため
帰りの車の助手席で亡くなる。
長年戦いに明け暮れたランボーにとって、
初めての”家族”だったガブリエルが亡くなったことで
再び怒りの炎が蘇ってきた。
 牧場に戻ったランボーはガブリエルの墓を作り、
マリアを妹の元に避難させると、
牧場や地下トンネンルに罠を仕掛け、戦いの準備をはじめる。
再びメキシコに乗り込んだランボーはカルメンの元を訪れ、
組織に復讐するという。
カルメンは復讐は何の解決にもならないというが
このままでは悲劇がくりかえるだけだと、説得し
ビクトルの居場所を聞き出す。
ビクトルの屋敷を襲撃し、見張りの者たちをナイフで仕留め
シャワーを浴びているビクトルに迫る。
 翌日、首のないビクトルの死体を発見したヒューゴ、
ランボーを殺すために部下や傭兵たちをかき集めてアメリカへ向かう。
ビクトルの首を投げ捨てたランボーは牧場に戻って馬たちを逃がし、
ガブリエルの墓に復讐を誓い、待ち受ける。
大勢の車でやってきた重装備のヒューゴたち。
しかし地雷で車が吹っ飛び、爆弾が破裂。
さらにガソリンを浴びせて焼き殺していく。
地下トンネルに隠れるランボーを追って傭兵が入るが
罠にかかって次々殺される。
しかし、多勢のためランボーも銃撃を浴びて怪我をする。
残ったのはヒューゴだけになる。
「俺の怒りを憎しみを感じろ、お前の心臓をひねり潰す」
ランボーは地下トンネルを爆破して、ヒューゴを納屋に追い出す。
そこに弓矢が放たれ、ヒューゴは磔にされる。
「どんな感じか味わってみろ!」と
ナイフで心臓を抉り出して殺害。
傷だらけのランボーはデッキの椅子に座る。
過去の戦いが蘇り、ランボーは馬に乗ってどこかに向かう。



監督:エイドリアン・グランバーグ

ジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)
ガブリエラ・ベルトラン(イヴェット・モンリール)
カルメン(パス・ベガ)
ヒューゴ・マルティネス(セルヒオ・ペリス=メンチェータ[)
ビクトル・マルティネス(オスカル・ハエナーダ)
マリア・ベルトラン(アドリアナ・バラッザ)
マヌエル(ホアキン・コシオ)
ギゼル(フェネッサ・ピネダ)
エル・フラッコ(パスカシオ・ロペス)

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