「デッド・ドント・ダイ」

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「デッド・ドント・ダイ」
いろいろステップ解除されると、
映画館のこの間まであった席のテープもなくなって
普通に座れるようになっていた。
ただ、指定は少し開けて埋まっていることになっている。
 ジム・ジャームッシュの作品でゾンビとくれば見逃せない。
マニアにはおもしろい。
怖いゾンビ映画を期待すると肩透かしを食うかも。
ジム・ジャームッシュだから、
普通のゾンビ映画ではないことは想像出来る。
しかし、ここまでゆるいとは思わなかった。
「ソンビランド」「アナと世界の終わり」のような異色のゾンビ映画。
でもそれとはまた違う味わい。
このゾンビ化にも原因がありそう。
ニュースで北極での掘削事業で地軸が傾いたようなことを言っている。
それが原因なのか、いろいろ狂い始めているようだ。
ゾンビ復活もそれが元らしい。
満月がなにやら帯電してるようなシーンもある。
 ジャームッシュといえば、独特のゆるいテンポで間のとり方がいい。
最近では「パターソン」が有名。
昔なら「ストレンジャーインパラダイス」「スリングブレイド」
「ブロークンフラワー」など思い出す。
それらに出てるビル・マーレイやアダム・ドライバーが
主演になっているのも楽しい。
このコンビが非常にあってる。
二人とも似た雰囲気でゆるい。
特にアダム・ドライバーが存在感あり。
ロニー・ピーターソンの名前はもちろん『パターソン』そのもの。
ゼルダ(チルダ・スイントン)が車を貸して、というと、キーを渡すが
そのキーホルダーはスターデストロイヤーだった。
ゼルダが「スター・ウォーズね!」と言うシーンには笑ってしまう。
さらにゾンビの首を切っていくところがカイロ・レンのライトセーバーだ。
ビル・マーレイはその独特なゆるい雰囲気は変わらない。
ゾンビ退治は「ゴーストバスターズ」を思い起こさせる。
脇役でスティーブ・ブシェミやダニー・クローバーも
でていて贅沢な演出に嬉しくなってしまう。
このゾンビはもゆるい動きなので怖くないが
それぞれ生前の嗜好などが残っているみたいで
コーヒーを好む、コーヒーゾンビもいる。
この二人はイギー・ポップとサラ・ドライバーだった。
ゾンビメイクなのでよく分からないが、
特段彼らでもなくてよかったが、
ここにジャームッシュの過去のお遊びがある。
ゼルダのチルダ・スイントンが目立つ。
不思議な雰囲気は彼女ならではだが意外な展開にあっけにとられる。
この展開はなんだ?
彼女は誰だったんだろう?
宇宙人だった? この意味合いもよくわからないが
地球規模の異常なので、脱出した?
オープニングから流れるカントリーポップな♬「デッド・ドント・ダイ」は
昔のカントリーソングかと思っていたが
解説によればグラミー賞を受賞したカントリー歌手
スタージル・シンプソンのオリジナルソングらしい。



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あらすじネタバレ























アメリカの田舎町センタービル。
そこの警察署にいる定年間近の署長クリフ・ロバートソンと
巡査ロニー・ピーターソンは街をパトカーで巡回して
森にやってくる。
焚き火の跡と木で編んだような小屋がある。
そこは世捨て人と言われるボブがいるらしい。
農夫のフランクから、ボブがニワトリを盗んだというので
調べに来たが、ボブは茂みから銃をぶっ放す。
しかし、2人はボブに注意勧告だけして帰っていく。
カーラジオから「デンド・ドント・ダイ」が流れてくる。
こんな平和な町だが、最近妙なことが起こっている。
夜なのに日が沈まないし時計も止まり、無縁の調子もおかしい。
さらに、ペットや家畜がいなくなったり、
野鳥が大量に逃げるなど不思議なことが起こり始めていた。
 ダイナーではフランクと黒人のハンクがコーヒーを飲んでいる。
「ブラックは好かぬ」
「いや、あんたのことじゃない」
フランクはキャップにも白人至上主義と書くほどの保守派。
ニュースでは、エネルギー企業による北極での破砕工事が
地球の自転に悪影響を与えているのではないかといっている。
なんのことかよくわからない。
夜になると、墓場から死者が二人蘇えった。
二人のゾンビがダイナーに入り、女性オーナーと従業員を襲い
コーヒーをガブ飲みし始める。
宿直明けのクリフのもとにハンクから電話が入る。
ダイナーには内臓を食われ血みどろのふたりの屍体が転がっている。
店内にはなぜかコーヒーポットやカップが飛び散っていた。
駆けつけたロニー、ミンディも「野生動物に襲われたか?」という。
しかし、ロニーは「ゾンビの仕業だ」と呟く。
そして「悪い結末になる」ともいう。
墓場に行くと、二つの穴が空いていた。
やはりゾンビの仕業と確信、
「ゾンビは頭を撃つといい」
町の少年拘置所に収容されている3人の少年少女にも噂が伝わる。
都会から車でやってきたゾーイら3人の若者、
ガソリンを入れるために雑貨店に寄る、
そこのオーナーはホラーオタク青年のボビー。
名前がウイギンズなので、
「LOTR」ホビットのバギンズといつも呼ばれている。
店には色々なマニアックなグッズや雑誌、CDなど並んでいる。
町のモーテルを紹介されて、チェックインするが
そこにいたロニーとクリフに、ダイナーが閉まっていると言われる。
 葬儀屋の女主人ゼルダはミステリアスな雰囲気で
部屋には仏像があり、日本刀を腰に差している。
その日、死者に化粧をしていると目が開き、起き上がる。
しかしゼルダは動じもせず、日本刀で首を切り落とす。
「せっかくのの化粧がムダになったわ」
その夜、ゾンビが全員蘇って町を襲ってきた。
雑貨店ではボビーとハンクが立てこもる。
農夫のフランクは玄関で襲われる。
少年院にもゾンビが襲い、看守たちが犠牲になる。
3人の少年少女はその隙に外に逃げ出す。
モーテルも襲われる。
葬儀屋のゼルダは町に出てゾンビを斬り殺し警察にやってくる。
クリフたちは町を見て回るといい、ゼルダに留守を任せる。
ゼルダはパソコンを慣れた手つきでなにやら文字を打って、
ニヤリとする。
すでに町は、おびただしい数のゾンビに埋め尽くされていた。
ゾンビたちは、生前欲していたものに固着しているようだ。
Wi-Fi、ギター、サッカー、ファッションなどのゾンビがうようよ。
クリフとロニーとミンディはパトカーでゾンビを殺していく。
しかし墓場でゾンビが車輪に絡まって動けなくなり。
パトカーがゾンビに取り囲まれる。
しかし3人は関係のない話をしている。
「なぜ、悪い結末というんだ?」
「台本をみたから」
「ジムが見せてくれたんだ」
「俺は見ていないぞ」
ミンディはゾンビの中に祖母の姿を見つける。
思わずパトカーのドアを開けてしまったため、餌食になる。
そこにゼルダがやってきて、ゾンビたちを切り倒してく。
そのとき、空から巨大な円盤が現れる。
なんと、ゾンビの真ん中にいるゼルダを吸い上げた。
どうやら彼女は地球の人間ではなかったようだ。
唖然とするクリフとロニー。
意を決し、ふたりはドアを開け、
山刀とショットガンを持ってゾンビの中に入っていく。
次々頭を吹っ飛ばすふたりだったが、ついに捉えられる。
それを双眼鏡で見ているボブ。
そして、3人の少年少女が森に逃げ込んで行く。


監督:ジム・ジャームッシュ

クリフ・ロバートソン(ビル・マーレイ )
ロニー・ピーターソン(アダム・ドライバー )
ゼルダ・ウインストン(ティルダ・スウィントン )
ミンディ(クロエ・セヴィニー)
フランク(スティーヴ・ブシェミ )
ハンク(ダニー・グローヴァー)
ボビー・ウイギンズ(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)
ポジー(ロージー・ペレス)
コーヒーゾンビ(イギー・ポップ )
女コーヒーゾンビ(サラ・ドライヴァー)
ディーン(RZA)
ゾーイ(セレーナ・ゴメス)
ボブ(トム・ウェイツ)

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