「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」

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「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」
初日に観る。
3月にSONYの試写会があったのに、
コロナ騒動で中止になってしまった。
映画の公開も順延になってしまい、初夏になると言われてたが
6月12日に公開となった。
アカデミー賞にもノミされたからにはいち早く観なくては。
初日ということもあって混んでいると思ったが、ガラガラ。
というのも席が1/4ほどに限定されているため数人しかいない。
おかげでゆったりと観られて気持ちがいい。
映画館には悪いけれど、こういう状態は願ったりの贅沢さ。
 なかなか感動的、
こうきたかーの現代的なアレンジに作品になっている。
19世紀半ばのアメリカ、南北戦争時代。
「若草物語」の著者L・M・オルコットの言葉から始まる。
この映画はオルコットの自伝映画になっている。
ボストンに住む4姉妹。
個性的な4人のそれぞれの物語が起こる。
映画は過去と現代がシャッフルしてあるのでやや戸惑う。
時代が10年くらいしかないので、
姿が変わらないから余計にわかりにくい。
編集で変化をもたせたかったのだろうが、
いまいちその効果がでていないのは残念。
それでも、ラストシーンを描くためだったかもしれない。
この時代の女性の生き方は大変だった。
今でこそ自由に仕事を選べるが、この時代は結婚しか道がない。
同時代を描いた作品も、女性の生き方に壁があることを描く。
幸せは裕福な男との結婚、が一番。
女性には自立の道はなかった。
しかし、マーチ家の2姉妹には独立心があった。
長女のメグ(エマ・ワトソン)は結婚願望だが
次女のジョー(シアーシャ・ローナン)は作家願望。
三女のエイミー(フローレンス・ビュー)は画家志望。
しかし末っ子のベス(エリザ・スカンレン)は病弱だった。
彼女らは年齢的にもぴったりで
エマが30歳、シアーシャが26歳、
フローレンスが24歳エリザが21歳という、
それでも10代の少女が似合うのがすごい。
父親は南北戦争に行っており、妻(ローラ・ダーン)が
ひとり家庭を守っている。
ここに隣人のローレンス氏(クリス・クーパー)や
孫のローリー(ティモシー・シャラメ)が絡んでくる。
ストーリーもさることながら、配役がいい。
みな個性的で光っている。
その中でもさすがにシアーシャ・ローナンが素晴らしい。
この人、こういう役をやらせたら右に出る者はいない。
今いくつか知らないが、昔から少女が似合う。
決して美人ではないけど、内面の美しさが光る。
現代的な独立心旺盛な女性を演じたら説得力満点。
でもそのなかに隠れた本音が見えるとこなど、細かい演技が最高だ。
この人が出る作品にハズレはあり得ない。
「ミッドサマー」での演技が強烈なフローレンス・ビューもいい。
ちょっと太めの中年おばさん気配だけど、真の強さが見える。
ジョーと対峙するあたりはいいね。
エマ・ワトソンも「ハリポタ」のときよりも可憐で可愛い。
大御所のメリル・ストリープやクリス・クーパーも出ていて引き締まる。
クーパーは年老いて太っていたのでしばらくわからなかった。
ジョーとエイミーにに絡む、ティモシー・シャラメが軟弱に描かれる。
誰でもいいんかい、と
アンジャッシュ渡部ばりのツッコミを入れたくなるが
この個性的なキャラは印象に残る。
最近オファーが連続してるらしい。
映画は女性の自立や強さを描くのので、
男が見たらややつまらないかもしれないが
こうした演技の繊細さを見るのは楽しい。
これも映画の面白さと言える。
この頃の印税の話や印刷のあたりも見所と言える。






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あらすじネタバレ


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1868年、
ニューヨークで家庭教師をしているジョー。
彼女は働きながら小説家を目指しており、
今日もボルケーノ社編集部に小説を持ち込んだ。
編集長ダッシュウッド氏からかなりの赤を入れられ落ち込む。
ジョーはマーチ家4姉妹の次女、
三女エイミーは、マーチ叔母さんと共に訪れたパリで、
幼馴染のローリーと出会う。
抱きついて喜ぶエイミーを見て呆れる叔母さん。

7年前の1861年。
南北戦争時代のマサチューセッツ州コンコード
4姉妹の長女であるメグとジョーが参加していたパーティー。
実家にいたころ隣人だったローレンス氏の孫であるローリーと、
そのパーティーで初めて出会う。
ヨーロッパで長く過ごし引っ越してきたばかりだったローリーも
彼女たちと同様にパーティーを居心地悪く感じていた。
そのパーティで慣れない靴のせいでメグが足を痛めてしう。
ローリーに連れられて家に帰り、
そこでマーチ家の家族とが初めて会う。

ジョーはマーチ叔母さんの家に通い、叔母さんの世話をしている。
叔母さんはジョーに、裕福な男性と結婚して幸せになって欲しいと願っている。
だが、ジョーは結婚だけが全てではないと思っており
作家になって独立したいと思っている。
「叔母さんは結婚していないの?」
「私はリッチだから」
当時、女の権利はなく男に養われるしか道はなかった。
末っ子のベスは病弱だったが音楽を愛し、ピアノを弾いている。
心優しく、貧しい家に行っては世話をするのも楽しみだった。
隣のローレンス氏から家に来て、亡き娘のピアノを弾いて欲しいと言われる。
さらにそのピアノをプレゼントされる。
エイミーは家庭教師のブルック氏によるラテン語のレッスン中、
似顔絵を描いていたためにブルック氏に叱られる。
エイミーは画家になりたいと思っていて、いつも絵を描いていた。
 ローリーはエイミーを訪ねて、パーティーの行為を謝る。
ローリーは、フレッドと結婚するのではなく、
自分と結婚して欲しいとエイミーに告白。
しかしエイミーは、全部ジョーの次に選ばれていると怒る。
エイミーは姉のジョーを疎ましく思っており、
腹いせにジョーの書いた原稿を燃やしてしまう。
それ以来、二人は口もきかなくなる。
ローリーとジョーは川にスケートに行く。
エイミーは謝ろうと二人を追って氷の川に行く。
追いかけるが氷が割れ、エイミーは溺れる。
なんとか助けてことなきを得、ジョーは反省する。

長女のメグは、結婚を夢見ているため
エイミーの家庭教師だったブルック氏と結婚するという。
メグの結婚式の日、ジョーは貧乏では幸せにならないと
彼女に逃げるよう説得するが
メグは自身がこの結婚に満足していると笑う。
結婚式の後、ローリーはジョーに対する自分の気持ちを告げる。
ジョーとは仲良しだがいつも喧嘩をするし、
お互いの性格は反対で、うまくいかないことを思う。
そして結婚だけが女の幸せではないし、
小説家で自立したいと考えるジョーは結婚が妨げになると考えていた。
キッパリとプロポーズ申し込みを断る。
そんなとき、長年南北戦争に行っていた父親が戻り、
久しぶりに家族が揃う。
しかし、末っ子のベスが亡くなる。

エイミーは叔母に誘われパリに行くことになる。
そこにはローリーも付いていくことになる。
パリでは叔母の死があり、エイミーとローリーが結婚をする。
それを知ったジョー。
じつはプロポーズを断った直後後悔して
秘密のポストに結婚の承諾を記していた。
エイミーとの結婚を知り驚くが、祝福する。
そしてその日からジョーは無心に小説を書き始める。
編集部に原稿を送るが、ダッシュウッド氏は刺激がないとボツにする。
しかし、彼の娘たちがジョーの原稿を読んで続きを読みたいという。
ダッシュウッド氏はジョーに、
本を出版するために主人公を結婚させるべきという。
 ニューヨークの下宿先で知り合ったフリードリヒが
ジョーの実家を訪ねてきた。
その様子を家族のみんなが喜んでいた。
彼が遠くに帰るため駅に向かうとき、みんなが追いかけるように促す。
駅でフリードリヒとキスするジョー。
 ジョーはダッシュウッド氏の言葉を受け入れ、結末を修正。
5%の印税契約を6・6%にして、版権は譲らないことで合意。
本のタイトルは「Little Women(若草物語)」になった。
印刷を見守るジョー。
ジョーはマーチ叔母さんの家を相続し、そこに学校を開く。
学校でメグは芝居、夫は勉強、エイミーは絵を教えている。
ジョー夫妻とエイミー夫妻とメグ夫妻らと子どもたち。
家族一緒に母親の誕生日を祝う。


監督:グレタ・ガーウイグ

ジョー・マーチ(シアーシャ・ローナン)
エイミー・マーチ(フローレンス・ピュー)
メグ・マーチ(エマ・ワトソン)
ベス・マーチ(エリザ・スカンレン)
マーチ叔母さん(メリル・ストリープ)
ローリー(ティモシー・シャラメ)
ブルック(ジェームズ・ノートン)
ダッシュウッド編集長(トレイシー・レッツ)
ミセス・マーチ(ローラ・ダーン)
フリードリヒ(ルイ・ガレル)
ミスター・マーチ(ボブ・オデンカーク)
ミスター・ローレンス(クリス・クーパー)
ハンナ(ジェイン・ハウディシェル)

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この記事へのコメント

2020年06月14日 09:08
現在公開中の映画で1本選べと言われたら、躊躇なく今作を推します!