「フォードvフェラーリ」

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「フォードvフェラーリ」
これはいい。
もう体が勝手に傾くような体感。
レーサーになった気分。
66年にあったフォードとフェラーリのル・マンレース。
それを忠実に描き、うまく脚色して感動の物語にしてる。
アカデミー賞にも作品賞でノミされただけある。
もう映画の中にズッポリ入っていける。
原題は「FORD V FERRARI」
日本的ではvsになるが、英語ではvとなることが多い。
日本がまだ焼け野原から立ち上がった頃
すでにイタリアのフェラーリは世界を席巻していた。
それに負けずとアメリカのファード社が対抗意識を燃やす。
しかし、フェラーリからすればフォード車はダサい車だった。
そこで、見返すために、ル・マンで優勝を、となる。
その下りがうまくまとめられて、両者の対決がくっきりできる。
監督が「3時10分決断のとき」の
ジェームズ・マンゴールドだから信頼できる。
その作品で主演を張ったクリスチャン・ベイルなので
気があってる感じ。
クリスチャン・ベイルはこのレーサーのため、
またまた体重を30kほど絞っているらしい。
今回はマット・デイモンが主演だが、このコンビは似合う。
共演したことがあったような気がしてたが、初共演らしい。
これは「ワンスアポン・・・」のブラピとディカプリオのような豪華さ。
「ザ・ファイター」で共演してたのはマーク・ウオルバーグだった。
その二人の関係がいい。
キャロル(マット・デイモン)はアメリカ人で初めてル・マンを制した男。
しかし持病の心臓病が悪化し、ドライバー引退を余儀なくされる。
そして車販売の会社を経営している。
片や、街の整備工場をやってるケン(クリスチャン・ベイル)は
頑固者だがドライブテクニックは天才的。
この二人がフォードのGT40を開発する。
そしてル・マンに挑むのだが、経営側と関係で、いろいろ横槍が入る。
特に、副社長(ジョシュ・ルーカス)のパワハラがひどい。
初対面の印象が悪いと、こうも根に持つとは人間が小さい。
こういう小物経営者は結構いそうだ。
その下になった社員はかわいそうだ。
よそ者のケンに、エンジニアやメカニックも最初は胡散臭い目で見ていたが
確かな技術と目を持つケンに、そこはプロ、一目置くようになる。
ここがプロとアマの違いをよく表してる。
とにかく、映像がすごい。
レースのリアル感は半端ない。
ハンドル操作の体重移動や、タイヤが火を噴くほどのブレーキングなど
映像がすごい。
まさにこちらも車に乗っているかのよう。
フォードの社長のように泣くかも。
60年代のレースの様子や車ファッションなど、リアルで惚れ惚れする。
さらに時折流れるジェームス・バートンの「ポークサラダアニー」がいい。
プレスリーの曲で聴きたくなった。
2時間半だが、全く感じないほどのめりこめる。
マックイーンの「栄光のル・マン」はこの後の
70年のル・マン、ポルシェとフェラーリを描く。







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あらすじネタバレ



















1959年、
ル・マン、
キャロル・シェルビーは火だるまも物ともせず優勝するが、
医者から心臓病といわれ引退を余儀なくさせられる
 ケン・マイルズは妻モリーと息子ピーターと暮らす車の自動車修理工。
頑固な性格で、態度の悪い客に運転の仕方が問題だという始末。
しかし、ケンのドライブテクニックは一流だった。
そんな彼に目をつけたキャロルは声をかける。
しかしキャロルのいるポルシェは敵だったといい、
レンチを投げつける。
レンチは自分のフロントガラスに当たる。
そのレンチを拾ったキャロルは、レースを観戦。
 フォード社のリー・アイアコッカは、
これからはスポーツカーが主流となる時代とプレゼン。
社長ヘンリー・フォード2世は、フェラーリこそ最高の車として興味を持つ。
副社長のレオ・ピーピーは開発に長い年月が掛かると難色を示す。
しかし、アイアコッカからフェラーリが破綻寸前だと
聞いたフォード社長は買収を決定。
だが、ル・マン参戦にこだわるフェラーリ―はこれを断る。
そして、フォード社長はフィアットがフェラーリを買収したことを知る。
ここは是が非でもル・マンでフェラーリに勝つことが重要と思う。
そこで早いレース車を開発するように命令。
アイアコッカは、ル・マンを制したアメリカ人キャロルに相談。
金に糸目はつけない、キャロルはケンを推薦する。
「フォードがフェラーリに勝てる車を開発?期間は200年?」
「いや、90日」
キャロルはケンを誘い、自分で開発したGT-40を飛行場で試運転させる。
前夜遅く帰宅したケンに腹を立てるモリー、
「1日200ドルで雇われたが悩んでいる」とケン。
テストドライブしながら次々に問題点を指摘するケンに、
最初は眉をひそめるスタッフも、ケンの確かな目に従う。
しかし、レオはケンの態度がフォードの社風に合わないという。
そのため、最初のル・マンには別のドライバーが走るが
フォード車はレースに惨敗する。
フォード社長に呼び出されたキャロルは、スピードは勝っていたといい
指揮系統を1つにするよう進言する。
 キャロルは約束を果たせなかったことをケンに謝るがケンカになる。
それを見ていたモリーは呆れ顔でコークを差し出す。
気が合いだしたケンとキャロルはGT40の問題点を1つ1つ解決していく。
GT40はブレーキパッドの摩耗が激しい為、
ブレーキ全体のデザインをし直すというエンジニア、
だがケンはブレーキも部品なのでレース中に交換しようと提案。
エンジニアも「フランス語はわからん」と納得。
 フォード社長がキャロルのレーシングチームを訪問する。
キャロルはケンを解雇するつもりのレオを閉じ込め、社長をGT40に乗せる。
あまりの恐怖に泣き出したフォード社長の横で
この車を開発したのはケンで、彼以外のドライバーはいないと告げる。
キャロルはケンをデイトナに参戦させ
優勝すればル・マンで走ることを許可してもらうことを約束させる。
もし優勝できなければ自社を売るという。
デイトナではレオがレースを邪魔していることを知ったキャロルは
7000rpmで打っ飛ばせとボードを掲げる。
逆転優勝するケン。
 ル・マン24時間耐久レース前夜。
眠れないケンはレース上を歩く、そこにはキャロルもいた。
レース当日、
スタート地点で車がケンのGT40に接触。
それにより、ドアが閉まらなくなるアクシデント。
それを見て、フェラーリが喜ぶ。
しかし、コースレコードを次々塗り替えるケン
それをを見たレオはプランと違うというが、
キャロルは変更するものと涼しい顔。
世界中のメディアはケン・マイルズの名前を一斉に報道しはじめる。
走行妨害や接触等ラフプレーのドライバーを交わし、
ケンは雨の中でもフェラーリに迫っていく。
ナットを掴んだキャロルは、フェラーリのピット前に放り投げて、
整備技師達が大騒ぎしているのを見てニンマリ。
さらにストップウオッチを失敬する。
ケンは次々に車を追い抜きフェラーリと一騎打ち。
競うフェラーリは釣られて回転数を上げたためエンジンが故障。
ケンがトップに躍り出る。
フォードが1位から3位をキープしたため、
レオはこのまま一緒にゴールさせれば絵になると社長に提案。
その提案にキャロルは憤慨。
ピットインしたケンに話はするが、ケンの車だから任せるという。
最終コーナーを控えたケンがバックミラーを覘くと、
後方に走る車はいなかった。
ケンは静かに減速を始めフォード車を待つ。
3台同時にゴール。
勝利を噛みしめるケンだったが、
出走時ケンより出走が早かったフォード車が優勝となった。
謝るキャロルに「ルマンで走ることが大事だった」
さらに自分が気づいた改良点をいい、
もっと軽量できると提案し肩を組んで歩いていく。
 後日、新モデルをテストドライブするケン。
しかし、ブレーキ故障で大事故を起こす。
 ケンの死亡から半年後、
仕事にも身が入らないキャロルはケンの自宅を訪問。
モリーに合わす顔がない、そのときピーターと出会う。
大切に保管しておいた、ケンが投げつけたレンチを渡す。
キャロルは涙を拭いて車を飛ばす。
 1967年から1969年までフォードはル・マンを制する。
2001年、ケン・マイルズは
アメリカモータースポーツの殿堂入りをする。


監督:ジェームズ・マンゴールド

キャロル・シェルビー ( マット・デイモン)
ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)
リー・アイアコッカ (ジョン・バーンサル)
モリー・マイルズ -(カトリーナ・バルフ)
ヘンリー・フォード2世(トレイシー・レッツ)
レオ・ビーブ (ジョシュ・ルーカス)
ピーター・マイルズ (ノア・ジュープ)
エンツォ・フェラーリ (レモ・ジローネ)
フィル・レミントン(レイ・マッキノン)
ロイ・ラン(JJ・フィールド)

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この記事へのコメント

2020年05月07日 07:11
Blu-Ray で再鑑賞しましたら、メイキングが1時間ほどついており、映画の舞台裏を8パートにわたって詳細に紹介しててよかったですよ!