「IT/イット THE END」

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「IT/イット THE END」
おもしろい。
前作があまりに優れていたので続編が楽しみだった。
「スタンドバイミー」のホラー版という感じで
懐かしい気分にさせてくれた。
子供の頃にはなぜか怖いものがあった。
それが昇華したのがこの作品と言える。
ステーヴン・キングらしい傑作といえる。
その原作者も新作にはカメオ出演してた。
 今回、うまく前作を踏襲して、子供たちも再登場して
より内面を描くような構成なので魅入ってしまう。
3時間近い上映時間だが、全く感じさせない。
27年後、ふたたびITがやってきた。
ちょうど金曜にテレビで「IT」をやっていたので
復習するのにちょうどいい。
細かなとこは忘れているから、つじつまが合うのがいいね。
ただ、ヘバリーが持っていたポエムは
前作でベンのものとわかっていたのに、
今回改めて知るのは、ちょっと違和感があった。
ただ少女の中にはキスをしたビルに惹かれて、
彼のものと思ったのかもしれない。
 7人のルーザーズメンバー、
彼らは中学生の時知り合う。
太っちょの転校生ベンは友達もいなく、一人図書館にいる。
そこでこの町デリーの奇妙な事件を調べる。
なぜか27年ごとに凶悪事件は発生しているようだ。
そして不良に絡まれて逃げる途中でルーザーズと知り合う。
紅一点のベバリーはDV父親から逃げたいし
町では尻軽女と噂される可哀想な女の子。
でもたくましく、ルーザーズの女神みたいになる。
黒人のマイクもいじめられる子で、
ルーザーズに助けられ仲間になる。
リーダー的なベンは弟ジョージを雨に日に失って
傷心の日々を送っている。
そんな傷ついた心につけ込んできたのが
ピエロのペニーワイズだった。
ペニーワイズは子供にしか見えない存在のようで
怖がらせ、拐い、食ってしまう凶暴な悪魔だった。
なぜか27年ごとにこいつが原因の事件が発生している。
彼らは勇気を絞り出し、廃墟の屋敷で戦い勝利する。
27年後にITが現れたら集まろうと誓う。
ビルとヘバリーは初めてキスをする。
そんな彼らの27年後が「IT / THE END」になる。
 ところどころに細かな前作のシーンが重なるような
描き方になっており、改めて前作を見て感心した。
この映画は後で「IT」を観たほうがいい。
 40歳になった彼らは町を離れ、それぞれ仕事をしていた。
ジェームズ・マカヴォイやジェシカ・チャスティンなど
大スターが出てくるのは驚き。
 ただ一人町に残っていたのは黒人のマイクだった。
彼がその後、ペニーワイズのことを丹念に調べていた。
そこに事件が発生し、再び集結。
またペニーワイズと送風することになる。
大人になったのにペニーワイズの姿が見えるのがよく分からない。
他の大人には見えないのになぜなのか。
彼らだけペニーワイズと戦ったため、
その呪縛から逃れられないのか、再び幻覚が襲う。
これがそれぞれのキャラについて丁寧に描くので長くなる。
でも観ていて、前作の断片を思い出すのでおもしろい。
特にヘバリーの思い出にはゾッとする。
それぞれ、そこに少年の姿もあるわけで、もしこれが
27年後に撮ったなら不可能になる。
2年で撮るのは成功と言える。
同じようなシーンだが、改めて撮っているのは驚き。
27年たっても町の雰囲気が変わっていないのは妙だけど
田舎町ならそうなのかな。
最終的にペニーワイズの正体がわかるが、ここはやや大げさすぎる。
そして意外な弱点もわかる。
驚かすほうは脅かされるのに慣れてない?
凶暴なペニーワイズがメンタルは弱い?
この辺りの心理をついてるとこはステーヴン・キングらしい。
 ペニーワイズはいなくなってENDというわけなのだろうが,
原題が「IT CHAPTER2」になっているところが気になる。
前作も「CHAPTER1」だった。
ということは「3」もありえなくはない。
27年後、60代後半になった彼らの話になるのか
それとも27年前の全く違う世代のビギニングになるか。
だってまだ、ペニーワイズが
なぜデリーの町に現れたのかは、わからないままだ。



















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あらすじネタバレ






























1989年。
27年周期でデリーの街に出現して
子供たちを去れっていくピエロのペニーワイズを倒した
ルーザーズクラブ。
彼らはいじめられっ子やオタク、虐待を受ける少女など7人だった。
27年後にペニーワイズが現れたら集まろうと約束し、
ガラスの破片で手のひらに傷つけ合った。
それから27年後・・・
2016年。
遊園地で同性愛カップルが不良に絡まれて一人が橋から落とされた。
川に降りて、相手を探す男。
川向こうに手を差し伸べる人物がいた。
その男はピエロの姿をしており、なんと助けた男の胸を食いちぎった。
橋には「COME HOME」と血文字で書かれていた。
ルーザーズクラブのマイクは、この事件で
ペニーワイズが27年の時を経てデリーに戻ってきたと知る。
27年ぶりにルーザーズクラブのメンバーに連絡をする。
 リーダーのような存在だったビルは、
小説家になっていたが、映画の脚本にケチをつけられていた。
軽口のエディは評論家として活動していた。
太っちょなベンはマッチョなイケメンで建築家となっていた。
メガネのリーチーは、スタンドアップコメディアンに。
スタンリーは会計事務所で普通の生活していた。
紅一点で父親から虐待されていたベバリーは
ファッションデザイナーとなり結婚していたが
夫のDVに耐えられず、家を抜け出す。
 6人が集まるが、スタンリーだけは来ない。
スタンリーは子供の頃の悪夢にトラウマを持っており、自殺をしてしまう。
ルーザーズクラブのメンバーをいじめていたヘンリーは、
父親を殺めたという容疑で逮捕され精神病院にいた。
中華料理店で楽しく騒いでいるとき、フォーチュンクッキーを割ってみる。
みんなのクッキーの中の単語を並べると
「Guess Stanley Could Not Cut It」という文章になり、
スタンリーは来れないことを知っていた、ペニーワイズのせいだと知る。
それからクッキーの中から顔が赤ん坊の蜘蛛のような生物が現れ
さらにコウモリや目玉など奇妙な生き物が飛び出す。
椅子で殴るが、店員にはおかしな連中にしか見えない。
この現象は彼らしか見えず、他の大人には見えない。
6人は滞在中のホテルに集合し、ペニーワイズを倒そうと話し合う。
マイクは一人デリーに残り、ひたすらペニーワイズ(IT)についての
事件や歴史を研究していた。
そして、ネイティブアメリカンのチャドの儀式が関係あると結論、
ペニーワイズに関したことを報告する。
それによると、
・大昔デリーに落ちてきた隕石が関係ある。
・3つのデッドライトと呼ばれる光がペニーワイズの正体。
・チャド陶器に光を封印すれば勝てる。
・光の封印には子供時代の思い出の品を入れる必要がある。
ベバリーは、子供時代に虐待を受けながら住んでいた父親の家を訪問、
父親が亡くなった部屋には、おばあさんが住んでいた。
ベバリーは過去の記憶とともに隠し扉を発見。
そこには古いたばこの箱があり、大事なポエムの手紙を取り出す。
談笑してると、おばあさんの胸が異様だった。
さらに、飾ってあった古い写真にペニーワイズのようなものが写っている。
おばあさんが突然巨大になって襲ってきた。
逃げ切りアパートを振り返ると、そこは廃墟だった。
 リッチーは、子供の頃に通っていた
古いゲームセンターでコインを見つける。
ヘンリーのいとことゲームをしていたときに、
いじめっ子から同性愛者だというからかいを受けていたことを思い出す。
さらに広場でペニーレインが襲いかかる。
 ビルはデリーにある骨董品店を訪れ、昔乗っていた自転車を発見する。
それを300ドルで買い、かつてジョージと共に住んでいた家を通る、
そこにはジョージがペニーワイズによってさらわれた下水道があった。
ビルは下水道を覗くとペニーワイズがつかみかかる。
そのとき、ジョージが雨の日に持っていった紙のヨットを手にする。
道には少年が立っていた。
彼はピエロを見たというではないか。
この子が危ない。
 ベンは、古い卒業アルバムの1ページを入手。
そのページには、唯一ベバリーだけがメッセージを残していた。
ベンは、ベバリーに好きと言えないことで悩んでいたが
ペニーワイズがそれを思い出させてきた。
 エディは、ドラッグストアに行って薬を入手。
そこには変わらない主人がいた。
なぜか地下には母親がおり、助けようとした時ヘンリーに襲われる。
エディはヘンリーの持っていたナイフでヘンリーを攻撃し脱出。
一方ビルは少年を救うため、祭りの会場に行く。
鏡の間で少年を発見するが、ペニーレインが少年を襲う。
 ルーザーズクラブのメンバーは全員が思い出の品を手に入れ集合。
忌まわしき存在であるペニーワイズを封印するため、
ペニーレインの住処廃墟に向かう。
地下空間に降りた皆は、不思議な台の上で儀式を始める。
天井から3つのデイライトが陶器に入っていく。
しかし、陶器のなかで赤い風船が膨らんで爆発。
巨大な蜘蛛のようなペニーワイズが現れた。
ベンとベバリーは、ペニーワイズの罠にかかり、
ベンは砂の中に沈みかけている。
ベバリーはトイレの中に閉じ込められ血の洪水にさらされる。
ベバリーは幻覚から抜け出しベンに手を差し伸べる。
そのとき、ベンが何かをつぶやいていた。
それは自分が大切にしていた詩の手紙は
ビルではなくベンだということに気づく。
 ビルは水中を泳ぐと子供の頃住んでいた自宅の地下に出る。
そこには幼い自分とジョージがおり、
自分が死んだのはビルの仮病のせいだという。
これはビル自身も長年悔やんでいるもので、
ペニーワイズが幻覚を見せていた。
 リッチーはデッドライトの光により中に浮かされていた。
それを見たエディはペニーワイズに槍を投げつける。
ひるんだ隙にリッチーを救出。
しかしエディはペニーワイズの鋭い爪に刺されてしまう。
絶体絶命の6人。
そのとき、ビルが自分たちよりも弱いと思わせることを思いつく。
ペニーワイズは子供の恐怖心や弱い心につけ込むため、
自身より強い者には何もしないからだ。
ペニーワイズの悪口や罵詈雑言を浴びせると、
ペニーワイズの体はどんどん小さくなっていき
最後はシワシワの赤ん坊のようになった。
マイクがペニーワイズの心臓を抜き取る。
すると心臓もペニーワイズもチリのように消えていく。
そして地下室が崩れ始める。
エディは死んでいたため、置いて逃げ出す。
脱出した途端、建物は地面に消えていく。
皆の誓いを立てた際につけた手のひらの傷も消えていた。
 子供時代にみんなで泳いで遊んだ池に行く。
リッチーは号泣しているが、皆で慰め合う。
ベンとベバリーは水中でキスをしていた。
皆はそれぞれ、新しい生活を始めていた。
マイクはペニーワイズがいなくなったため、
デリーから出ることを決意し、車で旅発つ。


監督:アンディ・ムスキエティ

ビル(ジェームズ・マカヴォイ)
少年のビル (ジェイデン・マーテル)
ベバリー(ジェシカ・チャステイン)
少女のベバリー (ソフィア・リリス)
ベン(ジェイ・ライアン)
少年のベン ( ジェレミー・レイ・テイラー)
リッチー( ビル・ヘイダー)
少年のリッチー (フィン・ウォルフハード)
マイク(イザイア・ムスタファ)
少年のマイク (チョーズン・ジェイコブス)
エディ( ジェームズ・ランソン)
少年のエディ (ジャック・ディラン・グレイザー)
スタンリー(アンディ・ビーン)
少年のスタンリー (ワイアット・オレフ)
ペニーワイズ (ビル・スカルスガルド)

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