インフォーマント!

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恵比寿ガーデンシネマで「インフォーマント!」を観る。
この映画館には久しぶりで行った気がする。
通好みの映画を上映するところが気にいってるが、
最近はどこでもやってるような作品をやっていたせいか、
行く機会がなかったかもしれない。
 「インフォーマント」も見る機会がなかなかなくて、遅れてやっと見た。
スティーブン・ソダバーグとマット・デイモンとくれば、見ないわけにはいかない。
しかし、いつものメジャーな内容でなく、かなり地味なものだけに、
ひっそりと上映されている。
 内部告発ものということは知っていたが、こういうコメディタッチとは意外。
でも、まじめに描いているだけに、妙なおもしろさがある。
どこまでがほんとで、ウソなのかわからない。
冒頭、「事実に基づいた作品だが、多少の創作もある」と断りが入るあたりから、
なにか一筋縄ではいかない雰囲気。
タイトルロールも70年代を思わせるつくりで、
音楽も「ピンクパンサー」的な軽めのタッチだから、そう思わせるが、
実際は93年ころ。
今から10数年前なのだが、ケータイも公衆電話もあり、なんだか不思議な時代だ。
 マット・デイモンがすごい。
「ボーン」シリーズの鋭敏さはなく、15kg太って、中年貫録たっぷり。
最後はハゲ面まで公開。すごい変わりようだ。
 こいつがよくわからん人物。
正直、最後までよくわからない。
企業告発でヒーローとなるが、007もどきで暗躍し、
FBIを翻弄し、はたまた最後にはワイロが発覚と、
ひとりで周りをかきまわしている。
本人はまともに見えるが、傍から見ると、なんていい加減なんだろう。
 どこまでが真実かよくわからない。
見ているほうも、しだいに混乱してしまう。
 太っている分、そうキレものに見えないから、相手も油断してしまうのか。
だいたい、いくら大企業の幹部といえ、大豪邸に数多くの高級車、とくれば
怪しいはずなんだが、そういうところに、誰も気がつかないのはどういうことだ?
 日本の味の素が実名ででてくるのも驚き。
ここのナカワラから脅迫されている、なんていうことに。
 実際は作り話だったのだが、この主人公マークが
最後までなにを考えているかわからなかった。

 

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