グラン・トリノ

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新宿ピカデリーで「グラン・トリノ」を観る。
初めて新宿ピカデリで観た。あまりここの印象はよくないので、行く気はしなかったが
ここか丸の内しか使えない前売券だったので、しかたなく入る。
 予想していたとおり、感じ悪い。
受付が込んでいるのに窓口が少ないし、案内も不十分。スクリーンがわかりにくいし、
案内する係りもいない。なんか機械的な感じがし、
白で統一したデザインはおしゃれだが、サービスも白い。
サービスカウンタも愛想がない。カードをくれたけど、あまりここでは観たくないな。
 さて、「グラントリノ」はそれを忘れさせるようなすばらしい作品だった。
クリント・イーストウッドはなんてうまいんだろう。
 この人の作品は等身大が多いけど、今回は過去の作品の
どれよりもぴったりはまっている。
 78歳となる頑固爺がイーストウッドそのもの。
子供や孫、近所にもいい顔ができないし、それらを毛嫌いしている。
というか接し方がわからないのかもしれない。
 朝鮮戦争を経験し、その過去にとらわれ、整備工を務めた後も、
心穏やかになることはなかったかのようだ。
そして最愛の妻を亡くし、ひとりぽっちになってしまった。孤独がおしよせる。
こうなると老人はほんとに心を閉ざしてしまうかもしれない。
 そんなとき、隣にマイノリティのモン族が越してくる。
自動車産業が衰退し、白人が去り、異民族で占められていく、この町は
老人にとって住みやすいところではないようだ。
 嫌いな異民族が隣にきただけで、誰でもいやなものだ。
ところがふとした出来事から、交流が始まる。
男親のいない少年を、男にするための軍曹的な教育がほほえましい。
 毛嫌いしたいたけど、接すれば不仲な身内より、心地いいと思い始める。
そうなんだよな。なんでも試してみなくては、自分に合っているかいないのかは
わからない。それも時間でなく、中味。
 のどかな時間だったが、この家族に町の不良がからんでくると、
イーストウッドの反骨精神に火がついてしまう。
ここから、物語ががぜんおもしろくなる。
なんてうまい構成なんだ。
 ラストのシーンも凄惨なのに、爽やかな気持ちになる。
それまで教会をも嫌っていたが、モン族の祈祷師に本音をつかれてから、
教会にも接するようになる。
 そして十字架を思わせる姿に鳥肌がたった。
このおとしまえは、それまでのイーストウッド作品には見られないものだけに、
これがイーストウッド最後の俳優の姿とも思える姿は、ずっと脳裏に残りそうだ。

そうそう、新宿ピカでのできごと・・
パンフ買うところで、8月に上映が決まった
「3時10分決断のとき(3:10toYuma)」のことを聞いたら、
「3時10分の回はすでに始まっています、チケットはカウンタで」とか、
おバカな対応。
「上映時間じゃない。タイトルだよ」
さらに突っ込むと「当館では上映しません」だと。
HPでも上映が決定したとあるのに、なんていうバカな劇場だ。







 



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