藤井龍二の馬耳映風

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zoom RSS 「gifted/ギフテッド」

<<   作成日時 : 2017/12/06 02:11   >>

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「gifted/ギフテッド」を観る。
泣ける。
これはいい。
こうした親子関係の作品はどうかするとクサくなるが、
さすがにハリウッドはうまい。
冷めた目線ながらツボはうまく抑える、これが映画だ。脚本の良さだね。
「キャプテンアメリカ」でしっかりしたリーダー役のクリス・エバンスがいいね。
驚きはメアリー役のマッケナ・グレイス。
7歳という設定だが、本人は10歳。
普通の女の子なのに、この演技はすばらしい。
またまた新しい天才子役という感じ。
ちょっと目元がアナ・ケンドリックに似ていて、10歳ながら可愛く色っぽい。
監督は「(500)日のサマー」「アメイジング・スパイダーマン」のマーク・ウェブなので
ていねいな作りが好感持てる。
ほんとどこにでもある日常生活が愛おしい。
 ボートの修理をしてる叔父さんのフランク(クリス・エバンス)と片目の猫フレッドと
暮らしてる少女メアリー(マッケナ・グレイス)。
隣のおばさん(オクタヴィア・スペンサー)にいろいろ面倒を見てもらってる。
質素な暮らしだが叔父さんとの暮らしは楽しそう。
しかし、学校に行かなくてはいけない。
メアリーは数学の天才少女なので普通の授業はゲキつまらない。
そんな彼女の才能を見た担任の先生ボニー(ジェニー・スレイト)は
メアリーをもっと高度な学校で学ばせるべきという。
 実はメアリーの母親は天才数学者だったが、メアリーが1歳の時自殺したのだった。
母親はメアリーを普通の女の子として育てて欲しいと、フランクに託したのだった。
なぜ可愛い子供を残して自殺してしまったのか?
その原因がやってくる。
フランクの母親のイブリン(リンゼイ・ダンカン)は孫のメアリーの才能を知り、
その才能を伸ばすべきと迫る。
どうやら、イブリンはメアリーの母親の天才ぶりを伸ばすため、彼女の青春まで潰したらしい。
才能を伸ばすためにあらゆることをしたようで、結婚さえ反対したようだ。
その挙句が娘の自殺になった。
そのことを棚に上げて、今度は孫のメアリーも同じような教育をしようとしていた。
それはメアリーの青春も潰されてしまうことになる。
 いま、天才棋士とか天才スケーターなどとして、英才教育に励む親が多いが
だいたい才能は知れている。
親がその才能を持ってれば可能性はあるが、普通の子供はたかが知れている。
それを勘違いして天才を期待するのはかわいそう。
親の欲のために、子供が否応なしにその道に進まされる。
子供がその道をよしとすれば、それはすごいことだが、本人の本当の気持ちが違うものだったら悲惨。
それは親にはわからないのが現実。
そういう天才キッズの話が、こうした面白い脚本で説得力ある話になってるのはすばらしい。
 フランクはメアリーを普通の子供として育てたい。
イブリンはメアリーを母親に変わる数学の天才に育てたい。
アメリカでは親権を巡って裁判になる。
こういうところがドライなところ。
この裁判をていねいに描くことで、両者の性格が露わになるところがうまい。
ここでフランクの過去や、イブリンの過去もくっきりして、見てる方も視界がはっきりする。
ここらも見所だ。
結局裁判は金持ちの方が有利なのは明らか。
裁判ではだいたい取引になり、示談となる。
メアリーはフランクの生活環境の不具合を突かれ、里親の元で暮らすことになる。
ところがここに思わぬカラクリがあった。
これが猫のフレッドの思わぬ災難で露わになるところがいいね。
片目のフレッドだが、この顛末を一番見ていたわけだ。
片目というハンデが、メアリーを救うことになるとは、うまい演出。
「パターソン」でも犬がキーだったが
この作品でもネコがキーになってる。
最後はほんとわかっていても泣けてきた。
いい作品だった。観て損はない。



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