藤井龍二の馬耳映風

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zoom RSS 運慶展

<<   作成日時 : 2017/10/07 13:27   >>

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上野国立博物館でやってる「運慶展」を見にいく。
入場券売り場は空いているが、アナウンスでは中は混雑という。
しかし入ってみると、それほどでもない。
絵画と違い立体の仏像なので、前に人がいても問題なく鑑賞できる。
噂どおりにいいじゃないか。
運慶という前置きがあるからかもわからないが、この彫りには感動する。
力強さと優雅さがあいまって、独特の雰囲気を持つ。
今回は父親の作品や、弟子や子供の作品が展示してあるので
見比べるということもできる。
同じような掘風なのは当然だが、運慶のはやはりどこか違う。
迫力というか、一瞬の風を止めたかのような緊迫感がある。
うまさでは子供の方が優雅さがあるのだが、迫力では及ばない。
四天王の顔など、まさになにか吠えそうな感じ。
運慶の作品には目がすごい。
これは水晶を入れ込んで、ちゃんと人間の目のような構造にしているから。
そのため、色彩が禿げても、目だけが生きてるよう。
大きの作品は極彩色が施され、大日如来などは金箔でコーティングされている。
ほとんどは禿げてその面影はないが、かすかに残った色にその鮮やかさがうかがえる。
もし当時の様子が蘇れば、それはすごい見栄えになるだろう。
運慶はよく知られるように鎌倉時代の仏師。
生まれは1150年奈良、父親は康慶で興福寺を拠点とした佛師で、その教えが運慶の腕を生んだ。
26歳の時、大日如来を奈良円成寺に納めている。
そのデビュー作品が入り口近くにあった。
いきなりこんなすごい作品を作るなんてすごすぎる。
その後、おびただしい像を各寺に納めている。
基本奈良の寺院が多く、興福寺のものが多い。
今回展示はしてないが、奈良の大仏殿の阿吽金剛像はあまりに有名。
これは1203年息子や弟子らとともに納めたものという。
運慶の最大の作品だ。
先日奈良に行った時じっくり見てきたが、薄暗い中にあってもったいない。
そういえば、興福寺は修繕中だったため、金堂には入れなかったが
新発見の銅像仏頭は置いてあった。
飛鳥時代のものらしく、近年見つかったものらしい。
この展示にも運慶の巨大な仏頭があった。
この仏頭を参考にしたのだろうか。
運慶の作品は迫力があり、ドレープも力強い。
一陣の風を感じる。
しかし筋肉質ではない。
金剛像などはマッチョだが、仏はそうでない。いわゆるややメタボ。
でも二の腕は細いね。
四天王も着物鎧で見えないが、たぶん筋肉質ではない。
これは意外だった。
そして、仏像の裏も入られたのはおもしろい。
表と違い、やや雑な作り。
普通はこちらは見えるものではないから、丁寧な作りは必要ない。
こういうところに親しみ持てる。
1時間くらいで見れるかと思ってたら、たっぷり2時間かかってしまった。
でもついでに考古学のコーナーにも寄る。
ここは毎度見ても飽きないコーナー。
久しぶりに遮光土器に会う。銅鏡も数多くあり見応え十分。

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内 容 ニックネーム/日時
運慶展を観た方にWEB小説「北円堂の秘密」をお薦めします。
グーグル検索にて無料で読めます。
少し難解ですが脳トレのつもりで如何ですか。
omachi
2017/10/10 13:28

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