藤井龍二の馬耳映風

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zoom RSS 「ファウンダー」

<<   作成日時 : 2017/08/02 01:29   >>

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「ファウンダー:ハンバーガー帝国のヒミツ」を角川シネマで観る。
おもしろい。
ちょうど本日、漫画の会のグループ展の搬入日。
昼過ぎに準備が終わったのでみなで昼飯に。
ダラダラしてたら3時ごろになる。
5時頃からオープニングパーティがあり、その準備などあるようだが
2時間ちかく画廊でだらついているのはもったいない。
そこで映画に行くことに。
ちょうどいい時間に「ファウンダー」をやってる。
角川に行くのは久しぶりだが、ビックカメラの周りは混んでいてなかなか上に行くのが大変。
まあまあの入りかな。
こういういい作品はメジャーでは受けないから、こういう単館ロードショーになる。
くだらんクソ邦画をやるくらいなら、こういう優れた映画を上映してほしい。
題材がいいではないか。
マクドナルドの創設者の話だ。
おもしろい。
仕事でマックの取材をしたことはあるが、基本日本でのフランチャイズ化のあたりから始まるので
藤田田の話になる。
本当の創設者(ファウンダー)の話はよく聞かなかった。
これは興味がある。
日本でも何かの創設者の作品はあることはあるが、道徳的だったり
変に教育的で面白くないのが相場。
あまりにきれい事すぎて、嘘っぽいのがよくわかる。
ところが、アメリカは違う。
こんないやらしい世界を正直に描く。
すばらしい。
こういうことだから信用できる。
ここが大人の世界と言える。
日本の映画は嘘っぽい。
信用性がない。
実際の商売も操業も、綺麗事では始まらない。
人一人殺していてもおかしくはない真剣さがあるのが普通だ。
そういうことをちゃんと隠さないで描くことがすごい。
日本ならスポンサーの意向でなかったものとすることが多々。
そういう映画や小説こそ嘘っぽいし、ありえない。
そんなきれいごとで商売が成り立つはずがないのは当然だ。
そこを隠さず描けるところがすばらしい。
絶対スポンサーにマクドナルドは付いていないだろうな。
 マクドナルドのハンバーガーはほとんど食べたことがないのでうまいかどうかわからない。
アメリカに行った時は食べたかな。
それはそれで美味しかった。
やっぱり肉がうまいのだ。
コークがベストマッチというのもわかる。
日本の肉はまずい。
ここが決定的に違う。
だから日本で食べたのは過去に1−2度くらいかなあ。
スーパーで売ってる冷えたバーガーと大差ない。
この30年以上は食べたことはない。
マックの取材に行って1000円のマックカードもらったけど、誰かにあげた気がする。
日本ではマックは絶対食わない。
だいたいハンバーガーを食べたいとは思わない。
100円のハンバーガーなんて、ありえないからだ。
アラスカで食べた時も300円くらいはしたと思う。
オーストラリアで食った時もそのくらいした。
けっこう美味しかった。
このくらいすれば納得する。
日本のは安すぎて、本当に肉なのかどうか怪しくなる。
2−3年前、ハワイで地元のハンバーガーは10ドル以上した。
この映画でも初期の頃のマックは15セントだった。
当時の50年代1ドル360円としたら、100円だ。
いまのマックと同じ値段だな。
それでこういううまいバーガーを食べれるならすごいことだ。
いまの日本の100円マックはどうなんだ?
  1954年頃のアメリカ西海岸。
52歳のレイ・クロック(マイケル・キートン)はシェイクミキサーを売り歩くしがないセールスマン。
しかし全く売れない。
そんなとき、ある西海岸の店から8台のミキサーの注文を受ける。
不思議に思い、その店に行くと、そこは田舎ながらすごい繁盛しているハンバーガーショップだった。
店の名は”マクドナルド”という兄弟の名でやってるハンバーガー店。
外食産業を多く見てきたレイだったが、ここの無駄のない店内の動きと、
効率の良い食のスタイル、そして美味しいハンバーグと
いままでにない外食のスタイルを見て驚く。
レイはフランチャイズの提案をし、全国展開をもちかける。
地元あたりでフランチャイズ化してはいたが、レイにはアメリカ全土の計画があった。
しかし職人気質のマック兄弟のやり方と、抜け目のない強引なレイのやり方は
いつかあつれきを生む。
 マックの創設者はレイ・クロックというわけだが、実際はマクドナルド兄弟だった。
日本にマックが上陸したのは1971年で、藤田田が銀座にオープンしたのが最初だった。
車社会のアメリカでは郊外型のマックだが、銀座の三越前に出したのは
そこが日本の情報の発信地だったから。
あっという間にマックの名は日本にも広まり、それに触発されモスバーガーができた。
 本場のアメリカではレイのやり方でフランチャイズが拡大し、そこそこの儲けは出してたが
いつも資本が足りない状態。
そこである銀行家から、秘策を伝授され、マクドナルドの世界的戦略が動きだす。
次第に本家マクドナルドのやり方と異なり始め、ついには契約も拡大解釈される。
軒を貸して母屋を取られる状態になる。
マクドナルドはレイが創業者となり、マクドナルド兄弟は270万ドルで全てを手放すことになる。
当時の270万ドルは大金だが、この時0・5パーセントの契約を結んでいれば
黙っていても年間2億ドル近い収入があったという。
田舎の職人気質のマクドナルド兄弟のアイデアをうまく乗っ取ったレイの勝ちだが
この誠実なのか悪人なのかわからない人間を、マイケル・キートンがうまく表現出してる。
「バードマン」でも真剣なのか瞑想なのかわからない人物が出色だったが
こういうインチキくさい役はマイケル・キートンならではだ。
まさに初代の「バットマン」そのもの。
裏表がいい。
家を開けることの多いいレイだったが、奥さんは地味ながらレイを支えていた。
ローラ・ダーンみたいな人だな、と思ったら、そうだった。
「ジュラシックパーク」から25年近く経ってて、結構な年齢になってる。
あまり会話のない夫妻かなと思ってると、後半派手な奥さんになってた。
やっぱりこうなったか。
 このレイは52歳で新しい商売に目覚めたのだが、
同じアメリカではケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダースも60歳過ぎてから
KFCのフランチャイズ化を始めた。
奇しくもサンダースがKFCを始めたのが1952年なので、マックと同じ頃の話だ。
KFCの話も映画になりそうだ。
偉人伝ではない生身のいやらしい商売を描くなら絶対おもしろい。
こちらも「商品に歴史あり」という連載を20年以上やってるが
ほんとうはきれいごとでない商売のいろいろを描きたい。

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